水は知的生命体である

水は知的生命体である 目次

はじめに　ー　水の不思議を訪ねて　重富　豪

［第一章］水は知的生命体である
１　流水紋に魅せられて
水に助けられた命
時の流れの表情を見たい
水の表情を写し取る
水も地球の生き物である
流水紋に現れた水神様
人体器官も水が育んだ相似形の一部
２　清い水を守り伝えて
関山は延鎮上人、施主は坂上田村麻呂公
五行相生説と清水寺の起こり
紅葉の美しさは、水のおかげ
神道と仏教の融合
濡れ手観音様のご利益は「再生」
水のごとく不滅
清水寺の歴史は大衆信仰の歴史
秘仏のいわれと御開帳の意味
３　水は知的生命体である
水は「清め」と「再生」を担う
水はすべての「結合」に関与している
みずみずしい細胞とは
水を敬う心
水を見る、音を聞く
４　フローフォームの効用
自然の水の音やリズムを再現
水の意思は厳然とある
５　すべては水に始まり、水に終わる
音羽の滝の水でビールを製造
「物の命」と「言葉」
「勿体ない」と「お陰さまで」

［第二章］水と光とダイアモンド　重富　豪
水と遊ぶ
これは水神様？
光は命である
ダイアモンド　ー　光の子供

［第三章］宇宙のバランスを求めて　増川いづみ
川を追って山中へ
池を探して優しいお坊さんに会う
古民家での暮らし
美味しさも食べ応えもある野菜たっぷりの食事
味がつくる人間の性格
水の研究にのめり込む
水は、あらゆる生命とつながっている
万物を変化させる水のリズム
「螺旋運動」から生じる生命のエネルギー
水の螺旋運動を再現するフローフォーム
水はすぐれた音楽家である
水の汚染は地球のあらゆる生命を脅かす
生活用水の危機
磁気の乱れと磁気共鳴水
水の一滴は自然界の反映である

［第四章］水のこころ　森　清範
一滴水　いってきすい
山紫水明　さんしすいめい
明鏡止水　めいきょうしすい
清水寺御詠歌　きよみずでらごえいか
八功徳水　はっくどくすい
菊水延年　きくすいえんねん
掬水月在手　きくすいげつざいしゅ

おわりに　ー　清い水へかぎりない尊崇をこめて　森　清範
 
 
著者
清水寺貫主　森 清範・工学博士　増川いづみ・流水紋制作　重富 豪

寸法
幅13.5cm 縦19.4cm 厚さ2.0cm
345g
 
頁数
220枚