人のこころ観音の心
人のこころ 観音の心 目次
はじめに
第一章 心の蔵を豊かにするために
人間の心ってなんやろ
見えないものを観る
心の蔵に入っているもの
人生の喜びは自分の心しだい
無言の教え
智を積んだ人に聞こえる美しい水の音
すべては自分の心が観ている
百歳過ぎても精進
第二章 仏さまの教えに学ぶ
人生は心のもち方できまる
心は巧みなる画師のごとし
一人の生き方を追求するのが仏教
諸行無常と諸法無我
心の構造
すべては身・口・意に現れる
心を写す鏡
心の鏡の歪みを確かめる
人生、いっぺん立ち止まってみる
信ずる喜び
第三章 縁が人生をひらく
音羽の滝の水
清水寺ネットワーク
水は神さま
厄や穢を払う水
清浄も穢もないのが本来の姿
尊いのは清らかな公正無私の心
この世は「じゃんけんぽい」
仏も鬼も我も住むなり
因から生まれてくる果
袖ふれあうも他生の縁
積極的な縁と空気のような縁
お互いに良縁を求めてこそ
水が人を再生させる
第四章 自分の心を知る
なぜ「お盆」があるのか
旅立った母親を迎える喜び
私の命は私一人だけの命ではない
心の中に親や先祖がいてくださる幸せ
大茶碗に込められた母の慈愛
念ずる人の心の中に観音さまは現れる
死んだあとのことよりも……
自灯明と法灯明
自分の汚れた心を知る
煩悩から離れる方法
山田猊下の慈愛あふれる笑顔
心を変えていく努力
第五章 「今」この瞬間の尊さ
物にも命がある
自分も他人も大事
手を合わせる姿に幸せがある
十方を敬い、十方を礼拝すれば……
和顔の力、愛語の力
善光寺さんの胎内くぐり
「死」があるから「この瞬間」が尊い
今がいちばんええ
第六章 仏縁のありがたさ
人びとの心を癒す観音さま
自分で自分の心を救う
人間の考え方ひとつで世界は変わる
人はみな仏性をもっている
あらゆる出会いが仏縁
今蒔く種で未来が変わる
宗教は命を説く教え
苦しみの中に生きる糸口を見つける
第七章 清水寺と私
庶民の中に生き続ける観音信仰
時代の変革に敏感な清水寺
観音信仰はすべてを受け入れる
清水寺と法然上人
人生はやり直しできる
仏さまの姿に見る大慈大悲
震災の神戸にお参りして
良慶和上の百九歳の生涯に学ぶ
常に主人公は「私」
著者
清水寺 貫主 森 清範
寸法幅13.5cm 縦19.6cm 厚さ1.9cm
330g
頁数
238枚